伝統文化 紹介センター

マヤの伝統文化紹介センターは、マヤ暦を中心に先住民の民間伝承を伝えています。

マヤ文明の学術の素晴らしさやカレンダーの神秘性は常にどこかで語られ、世界中の人々を魅了していますが、マヤ文明に関する一般的な情報は「忽然と消滅したマヤ文明」や「いけにえの宗教」などと言われています。 しかし、先住民側は「私たちマヤは今もここに住んでおり、いけにえは行われていない」と否定してきました。先住民の声が届いていないことが分かります。


先住民が語る文化や民間伝承は、太陽を中心とした宇宙のサイクルを表現するマヤ暦であり、自然の法則に従った生き方であり、地球に対する人間の責任のあり方を伝えています。 新しい光の時代に入った今、この知恵は私たちの現代生活に必要とされています。 なぜなら、先住民の口頭伝承に親しめるなら、自然の時間を学び、大小さまざまな生命のサイクルを見ることができ、人生の中で忘れていた大切なものを取り戻すことができると思うからです。


私達が富山県に移住したのは、日本の地方にもマヤのような伝統的な暮らしや自然との共存が垣間見えると感じたからです。 悠久の時を経て受け継がれてきたマヤの土着文化に触れると、現代日本にわずかに残る農の文化とのつながりが見えてくるように感じています。古来より人々は太陽を眺め、大地に触れて、持続可能な世界を形作っていました。 私たちも、宇宙的な教育を学んだ経験から世界を見つめ直すための一歩を実践すべく、また心と身体を整えるフィールドワークにより先人の真意を汲み取ってみたいと考えています。小さな試みとしてマヤの知恵を自然農の生活に応用しようと奮闘しているところです。どこに住んでいても、何をしていても、現代社会を力強く笑いながら生き抜く知恵となるマヤ文化と日本の農の文化をご紹介します。